UA値の基準とは?【日本の基準3つを分かりやすく解説】

こんにちは、ととです。

皆さんはUA値の基準で、断熱等級4級って聞いたことないですか?

UA値の基準って?
断熱等級4級っていいの?
世界のUA値ってどれくらい?

こんな疑問にお答えします。

本記事の内容
  • 日本のUA値の基準とは
  • 断熱等級4級について
  • 日本と世界の基準を比較

日本のUA値の基準に、国が定めている次世代省エネルギー基準があります。

次世代省エネルギー基準とは

  • 日本を8つの地域に分けてUA値を基準化
  • 断熱等級4級が最高ランク

では、住宅会社の営業マンに「断熱等級が最高ランクなので暖かい家になりますよ〜」って言われたらどうです?

よく分からないけど、最高ランクなんやしいいんでしょ?って思ってませんか?

残念ですが断熱等級4級では暖かい家は建てられません。

次世代省エネルギー基準は基準が低く、最高ランクでも決して冬暖かくて涼しい家にはならないんです。

この記事では日本の3つの基準と世界の基準値を比較して、目指すべきUA値を解説していきます。

それでは早速いきましょー。

目次

UA値とは

まずはUA値から簡単に説明します。

UA値とは
  • 家の断熱性能を示す数値。
  • 数値が小さい方が断熱性能がいい。

そして、大手ハウスメーカーのUA値が0.3〜0.87くらいです。UA値が0.87だと、個人差はありますが冬に足もとが寒くなってしまいます。

UA値0.3だと断熱性能がかなり高い家です。

UA値は小さい方がいいんだね。

UA値についてもっと詳しく知りたい方は、この記事を読んでみてください。

UA値の基準をみてみよう。

UA値の基準は国が定めているものや民間が定めているものなどさまざまあります。

この記事では日本における3つの基準と世界の基準について解説していきます。

3つの基準
  • 国が定める次世代省エネルギー基準
  • 国が定めるZEH基準
  • 民間のHEAT20の基準

次世代省エネルギー基準とは

日本におけるUA値の基準として次世代省エネルギー基準があります。この基準は何度か改定があり、今のところ断熱等級4級が最高ランクです。

制定断熱等級
1980年2級
1992年3級
1999年4級(最高ランク)
エネルギー基準と断熱等級

断熱等級4級が最高ランクですが、4級だと暖かい家にはなりません。もともとの基準値が低く設定されているので注意が必要です。

最高ランクでもダメなんだ。

地域区分とUA値

次世代省エネルギー基準は日本を8つの地域に分けて、各地域が目指すUA値を示しています。

次世代省エネルギー基準(旧区分)

先ほども述べましたが大手ハウスメーカーのUA値が0.3〜0.87くらいなので、ほとんどのハウスメーカーが国の定める基準をクリアしています。

しかし、この次世代省エネルギー基準をクリアしただけでは、暖かい家を建てるのは難しいんです。

2019年に地域区分が見直されました。例えば仙台市の区分が4から5へ変更など以前より温暖とされる地域が増えたんです。

次世代省エネルギー基準の断熱等級4級では寒い。

ZEH(ゼッチ)基準

ZEH(ゼッチ)も国が定めているもので、次世代省エネルギー基準よりもUA値が厳しく設定されています。

ZEHはエネルギーがプラマイゼロ

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、

「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」です。

経済産業省 資源エネルギー庁

なんか難しい。

すごく簡単にいうと、家の効率をあげて太陽光発電で家の電気を発電し、家で使う電気量をプラマイゼロにしようって考えです。

ZEH基準の考え方

  1. 家を高断熱にする。
  2. 家に必要なエネルギーを減らす。
  3. 必要なエネルギーは自家発電でまかなう。
  4. 結果、ゼロエネルギー。

実際には高効率の照明や給湯器を使ったりしてエネルギーを減らす必要もあります。

電気代がプラマイゼロでタダってこと?

厳密に言うと、エネルギーがプラマイゼロなんで、電気代がタダって訳でないよ!

ZEHについては以下に詳しく解説していますので、ぜひ記事を読んでみて下さい。

ZEH基準のUA値

ZEH基準のUA値です。

全国的にUA値が0.6以下で、ZEH基準は国が定める次世代省エネルギー基準よりも厳しく設定されています。

ZEH基準のUA値

出典:経済産業省 資源エネルギー庁

中には「ZEHでも寒い!」なんて声もあるので、まだまだ安心してはいけないです。さらに高みを目指すのであれば、次に説明するHEAT20の基準を参考にしてください。

暖かい家を目指すのであれば、少なくともZEH基準はクリアしましょう。

HEAT20のUA値

民間で断熱を基準化しているもので、もっとも有名なのがHEAT20の基準です。

HEAT20のUA値の基準

出典:20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会

世界的には民間で基準を決めているケースが多く、HEAT20のような活動は世界的にはスタンダードです。

G1グレードでもUA値が0.56以下でZEH相当です。G2グレードだとUA値が0.46以下で国が定める断熱等級と比べるとダン違いです。

本当にここまでいるのか?

ここまで断熱性能を高める必要がないんじゃないか?という声もありますが、快適な家を目指すのであれば、ぜひ目指してください。

夏涼しくて冬暖かい家を目指すにはHEAT20のUA値が必要。

日本の基準は世界より低い。

世界のUA値と比べてみましょう。

日本と世界のUA値

出典:野村総合研究所

みてくださいよ。世界の基準と比べると日本の基準がめちゃくちゃ低いんです。世界基準からみても日本の家の断熱性能がいかに低いということが分かります。

悲しい現実だ・・・

韓国とかイタリアとか寒いからでしょ?と思うかもしれませんがそうではありません。ちゃんと横軸に暖房デグリーデーをとっています。

暖房デグリーデーはいわゆる寒さの基準となるので、同じ暖房デグリーデーであれば同じ寒さと考えることができます。

そのため、東京や韓国やイタリアと同じ寒さの地域(暖房デグリーデーが同じ)でも断熱性能は日本が低いことがわかります。

やっぱり、日本の基準は低いんです。

世界基準からもみても少なくともZEH基準は必須で、目指すはHEAT20の基準としたいところですね。

UA値だけみてはだめ。

UA値だけよくしても、暖かくて涼しい家にはならないので注意してください。

気密も必要になってきますので、この記事も参考にしてください。

まとめ

断熱の基準はさまざまあり、どのくらいを目指せばよいのかは個人の価値観に左右されます。

でも、夏涼しくて冬暖かい家を目指すのであれば、次世代省エネルギー基準では不十分で、HEAT20の基準を目指していきたいところです。

  • 次世代省エネルギー基準ではダメ。
  • 少なくともZEH基準はクリアしたい。
  • HEAT20の基準を目指そう。
  • 世界と比べると次世代省エネルギー基準は断熱性能が低い。

以上

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